狩猟座談会2(林業×狩猟という暮らし)

移住。そして「林業×狩猟」という暮らし

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HSN

今回のゲストは、小幡 唯さんです。小幡さんは、長野県へ移住後、地元の猟友会に所属しながら、林業、農業、狩猟を生活の糧として里山で暮らされています。移住してから林業というお仕事をしながら狩猟をされているという事で、同じ様な暮らしに憧れたり気になる方もいらっしゃるのではないかと思います。前回に続き、これから狩猟を始めたいと考えている、まり子さんを交えての座談会となります。
本日は宜しくお願いします。

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小幡

小幡です。宜しくおねがいします。

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安田

猪鹿庁の安田です。よろしくお願いします。
前回の米山さんとのお話から引き続き、楽しく飲みながらのzoom飲み会形式で実施させていただきたいと思います。
まずは乾杯と言うことで、僕はスッキリ系の「ホワイトベルグ(発泡酒)」で。
小幡さん、今日はお酒は飲めますか?

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小幡

すいません、僕は今日は車の運転があるのでお茶で・・・。

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まり子

私はコレ(金麦)で。もうちょっと酔っ払ってきてます。

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安田

(笑)じゃあ、まり子さんはほどほどで・・・。

(全員)じゃあ、乾杯!

捕れなかった1年目、からの試行錯誤

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小幡

僕は、狩猟免許を取ってから去年(2019年)の冬で7猟期目になります。 猟友会の先輩などに教えてもらうわけではなく、一人で捕ってやろうと考えて山に入ったんですが、1年目の猟期は獲物が全然捕れなくて・・・。

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安田

1年目はボウズだったと・・・。

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小幡

はい。それで2年目の猟期に、本気で罠で捕ってやろうと色々と試行錯誤をしていました。
仕事は林業をやっていてるんですが、仕事で毎日山に入っていると鹿が倒れた木の皮や新芽を食べに来ている事が足跡などから分かったんです。それで、倒れた木や新芽のそばにくくり罠をかけたら捕れるんじゃないかと思いまして。
そうしてやってみたらポコポコ捕れたんです(笑)

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まり子

え〜!

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小幡

その年の猟期の短い期間でしたけど、その現場だけで8頭捕れて。

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安田

おぉ〜。

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小幡

同じ場所でその年に銃でも1頭捕れて、その猟場は鹿もいっぱい居て、たまたま良い現場だったんですけど。その次の年には、別の場所で家の近くで痕跡を探して、捕れそうなところに罠をかけて、鹿を5頭捕りました。

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小幡

鹿はある程度、安定して捕れるようになってきて、4猟期目には猪を罠で捕りたいと思って、猪の痕跡を一生懸命探して・・・。その年は猪に集中して罠をやったら全部で4頭捕れて。

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安田

猪は警戒心が強かったり、匂いにもすごく敏感なので、罠で猪を捕るのって、鹿よりも結構難しかったりするんですよね。

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まり子

すごい。

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安田

仕事で毎日山に入る中で鹿の痕跡に気づいて、自分で試行錯誤をして捕れたっていう流れが良いですね。
初めは気付けなかったのに、たくさん山に入る事でだんだんと気付いたり感じる事ができる様になる感覚。分かります。

小幡さんの仕掛けたくくり罠。倒木をうまく利用しています。

どうしても鉄砲で捕りたくて

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小幡

ただ、罠を集中してやったのはその年までなんですよね。
翌年からやっぱり鉄砲で捕りたくって、二丁目の鉄砲を買ったんですね。
それまではもらった上下二連銃※の鉄砲が一丁だけだったんで。
そのもらった上下二連銃で山を歩いて、鹿を発見するところまではいくんですけど、撃っても当たらないっていうのが繰り返しあって。
※上下二連銃:銃身が2本1セットで上下にくっ付いた、中折れ式の散弾銃。2発まで連写が可能。比較的、近距離の獲物を狙う銃。構造がシンプルなため、メンテナンスが楽で、トラブルも少ないなどのメリットもある。

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安田

銃猟をはじめる際のある意味「あるある」だと思うんですが、少しでも出費を抑えたいと思って、よく分からないままに先輩からとりあえずいただいた銃で銃猟をはじめてみたものの、自分の猟のスタイルとか、猟場に合ってない銃だとなかなか捕れないっていうのは、時々聞く話ですね。

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小幡

はい。
それで、もうちょっと当たりそうな銃をって事で、ハーフライフルを買ったんですね。

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安田

おっ!サベージ※ですか?
※ボルトアクション式ハーフライフル「サベージ220F」または「サベージ212F」のこと。
銃身の半分までライフリングが切ってあり、専用のサボット弾を使う事で高い精度の射撃が可能で、遠距離狙撃に向く。「ライフル銃」には分類されないため、銃猟をはじめて直ぐに所持することも可能。安田さんはサベージ220Fを愛用。

安田さんが使用する「サベージ220F」
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小幡

いや、レミントンのM870の銃身3本セットを買って、その内1つがハーフライフル銃身なんです。


※小幡さん所有の「M870」。下は替え銃身のスラッグ銃身。「M870」は流通量が多く、パーツやオプションが豊富な点も魅力。替え銃身があれば、銃身を替えることで様々な状況に対応可能。

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安田

なるほど〜。替え銃身付きの。ポンプ式の銃でカンチレバー※の銃身ですよね。
※カンチレバー:銃身から飛び出す形状のマウントレール。このマウントレールにスコープなどの照準器を取り付けることができる。

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小幡

はい。それで、前年までに獲物に100mくらいまでなら近づけるようにはなっていたので、100mくらい離れた場所からでも当たる鉄砲が欲しくって。
それで、その銃を使ってその年には7頭、鹿を捕ることができました。

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安田

それは、単独の忍び猟ですか?

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小幡

そうですね。
ただ、その年くらいから猟友会のグループに声をかけてもらって、グループ猟(巻狩り)もやるようになりました。

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まり子

それって、猟友会の中にいくつかグループがあって、そのうちの1つのグループから声がかかって、という事ですか?


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小幡

はい。比較的、若い年代のグループです。


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安田

じゃあ、今のメインは銃猟なんですね。

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小幡

そう。昨シーズンは罠はかけなかったですね。なるべく銃で出猟したかったので。
仕事をしながらですと、罠は本気でやろうとすると大変ですしね。罠をやると見回りがどうしてもありますし、見回りに行きつつ、見込みが薄いところは罠をかけ直したりとかの繰り返しになるんで。

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安田

仕事をしながら罠猟をしっかりやろうと思うと、自分の生活や仕事にうまく組み込む工夫が必要になってきますよね。場合によっては罠猟のために仕事の時間や場所、働き方まで変えるっていう事も考える必要があったりします。
罠をかけていた場所と、林業の仕事の現場は離れてましたか?

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小幡

最初の年は仕事の現場に罠をかけていたんですが、色々と現場があって、出張で遠くの現場とかになると罠を外さなきゃならないですからね。
近場にかけて、朝の仕事前に見回ってってやってた時期もありましたが。

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安田

そうですよね。見回って終わり、じゃないですもんね。獲物が罠にかかっていたらそこから止め刺し、運搬、洗浄、場合によってはそのまま解体などが必要になってきますから。


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小幡

そうそう。罠に獲物がかかってたら嬉しいんですけど、仕事に間に合わなくなって大変だっていう複雑な心境に。

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安田

仕事の遅刻の理由が「鹿が捕れたから」っていう・・・。
実際、僕も過去にありました。

林業被害を知った事がきっかけで狩猟の世界に

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まり子

それだけの捕った獲物は全部食べちゃうんですか?


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小幡

もちろん食べますね。基本的には食べるために捕ってますので。


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まり子

じゃあ狩猟をはじめたきっかけは、捕って食べるためなんでしょうか?


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小幡

最初の考えるきっかけは、林業被害ですね。山で植林したヒノキなどが鹿に食べられるんです。一生懸命、鹿が嫌がるクスリを塗ったり、ネットで囲ったりしても、だめなんです。結局は食べられるんです。


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安田

食べるっていうのは、木の皮をですか?


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小幡

幼樹というか、植樹した葉っぱですね。皮も剥ぎますが。結局は枯れちゃいます。

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小幡

僕が林業をはじめたのは群馬県だったんですけど、今は長野県に引っ越してきて、大鹿村っていうところは被害が多いんですね。名前も「大鹿村」っていう、いかにも鹿が居そうなところなんですけど。
そこの山に入った時に、群馬県で見ていた山の獣害よりもずっと被害が進んでいて、余計に考えさせられましたね。
これは、柵や薬だけではどうにもならないぞって・・・。これは捕る事もしないと防げないなと。
食べたいとか、食料を自分で捕りたいという気持ちはもちろんあるので、捕ったからには食べますが。狩猟を始めるきっかけは林業被害を知った事ですね。

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安田

狩猟をはじめたのは長野県に移住してからですか?


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小幡

そうです。


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まり子

長野県は他の地域よりも獣害が多いんでしょうか?


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小幡

僕が住んでる地域はすごく多いと思います。

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まり子

私は長野県の千曲市の出身なんですけど・・・。
長野県で同世代や若い世代の狩猟者がもっと増えると良いですね。

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小幡

はい。本当にそう思いますね。

長野への移住、有害捕獲も

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安田

小幡さんが群馬県から長野県に移住した理由を教えてもらっても良いでしょうか。


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小幡

原発事故ですね。子供がまだ小さい時で放射能等の影響が心配で、それで知り合いのいる長野県に移住しました。


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安田

ちょっと話がズレるかもしれませんが、長野県って毎年、移住したい県の上位というか、確かトップですよね? あれ、違いましたっけ?


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HSN

はい。3年連続1位ですね。


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安田

そこは、隣の岐阜県民としては悔しいんですけど・・・。


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小幡

(笑)いや〜、良いところですよ。

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安田

都市圏からのアクセスのしやすさだったり、アルプスなどの自然だったり、色々な魅力があると思いますが、狩猟っていう観点から見ると、猟場が豊富だったり、ジビエの取り組みが先進的だったり、歴史的、文化的にも諏訪大社の「鹿食免」※は有名ですよね。
あと、生々しい話ですが、地域によっては有害捕獲の駆除費がすごく高額だったりという話もききます。
※「鹿食免」:長野県の諏訪大社で頒布されている、鹿を食べてもよいという免罪符のこと。仏教では肉食は禁忌とされているが、諏訪大社は古来から狩猟の神を祀っており、狩猟が獣を救う手段であるとして、託宣(諏訪の勘文)などによって積極的に推進してきた。(実用日本語表現辞典より)

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まり子

あっ。やっぱり獲物を捕ると費用がいただけたりするんですか?

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安田

狩猟免許を取っただけで、有害捕獲が直ぐにできて駆除費をもらえるってわけではなくて、有害捕獲隊員として任命された上で有害捕獲を行うと、駆除費がいただける事があります。
良くある流れとしては、まず狩猟免許を取って地域の猟友会に所属して、その中で有害捕獲隊員に任命された上で、有害捕獲をするというパターンですね。有害捕獲隊員になる条件も猟友会によって違いがあるようです。
1頭あたりいくら、という形で駆除費がその捕獲した猟師に支払われますが、地域によっては猟師ではなく猟友会に駆除費が支払われる事もあるようです。
有害捕獲の有無や駆除費は、地域の獣害の困り度合いだったり、困っている対象の動物によっても有無や金額が変わってくるんで、詳細については、住んでいる地域の猟友会または役場に事前に確認をすると良いかと思います。

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まり子

なるほど〜。


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安田

小幡さんも地域で有害捕獲はされてますか?


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小幡

はい。やってますよ。今までは駆除費は猟師個人へは出てなかったんですが、今年から出るようになりましたね。

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安田

猟をやるにも少なからずお金はかかるので、本気でやるなら有害捕獲隊員になった方が、経済的にも良いかと思います。地域のためにもなりますし。
実際に、僕も近所の農家さんから頼まれて畑の近くに罠をかけて、実際に鹿とかが捕れるとすごく喜んでもらえます。数日後、玄関にその農家さんのものと思われる大量のキュウリやナスが玄関に置いてあったりとか。

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まり子

うふふ(笑)嬉しいですね。


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安田

移住して猟をやるっていうのは、地域の方は喜んでくれるので、「移住」と「狩猟」は相性が良いと思います。


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小幡

猟友会の有害捕獲のための巻狩りの時に、通りがかりのおばちゃんが、猟師たち全員に黒酢栄養ドリンクを配ってくれたり、地域の方が「ご苦労さま〜」って声をかけて下さることもありますね。


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安田

あ〜、嬉しい。


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安田

小幡さんは移住して狩猟をやるって事にご家族からの反対とかはなかったですか?

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小幡

一切、無かったですよ。
僕もやると決めたらやっちゃうタイプですが。

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安田

家族の理解があって本当に良かったですね(切実)。
まりこさん、参考までに、家族の同意がないと銃は所持できなかったりしますので、注意が必要ですよ。できればご近所さんとか職場にも事前に話をして、理解してもらっておいた方がスムーズかと思います。

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まり子

はい!既に家族や親戚にも事前に話はしていて、理解はしてもらってます。


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安田

それなら安心ですね。


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まり子

猟友会って女性の方もいらっしゃいますか?


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小幡

僕の猟友会では一人だけ居ますね。


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安田

僕のところも一人だけですね。殆どの猟友会が、女性は少ないもしくは居ないというのが現状じゃないでしょうか?


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まり子

そうなんですね。女性で狩猟をやるって大変でしょうか。


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安田

工夫次第で女性でもできる猟のやり方はありますし、筋骨隆々じゃないとできないものではないので。筋力よりも、山を歩く持久力だったり、動物や安全管理に関する知識が重要になってくるかと思います。


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まり子

それを聞いて少し安心しました。私は、身長も低くて、不安な部分もあったんですけど・・・

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小幡

猪なんか、僕ら男よりも大くて重いものもいるんで、女性だからどうこうっていうわけではなく、道具の使い方や工夫で何とかなりますね。林業の現場では重い丸太でも工夫すれば運べたりしますし。
あと、ロープワークを覚えると良いですね。

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まり子

はい。勉強します!

狩猟の「怖さ」

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まり子

猟をしていて、獣と対峙することとかに、怖さはないですか?

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小幡

怖いです。最初は特に怖かったし。
猪は牙を向けてこっちに向かってくるんで、未だに怖いですね。

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安田

やっぱり何年やっても怖いですよね。猟をやるなら忘れちゃだめだと思いますね。

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小幡

忘れる事なんてあるのかな〜?ってくらい、未だに怖いですね。

それから獲物を殺すという事にすごい抵抗もありました。
鹿がまた、可愛いんです。
猪鹿庁さんでもやってますが、解体のワークショップに僕も獲物を捕る前に参加しましたが、それって既に誰かが命を止めた肉の塊ですけど。
狩猟で自分で生きている獲物の命を取るって瞬間って全く別もので、それを自分の手でやる時のことは、未だに覚えてますね。

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まり子

あ〜。うん。うん。

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安田

怖さと言えば、ちょっと見ていただきたいモノがありますので・・・(ゴソゴソ)

巨大イノシシの毛皮


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安田

コレ(猪の毛皮)、体重が130kgちかくのオスの猪の毛皮です。スケール感、伝わりますかね?

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まり子

わ〜!
え〜〜!


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安田

3年くらい前に捕れたものですけど。こんなのが場合によっては突っ込んでくるんですね。まともに戦ったら絶対にやられます。突っ込んできたら、自分にぶつかる手前で銃で確実に急所を撃って止めないと逆にやられるので、めっちゃ怖いです。


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まり子

うわぁ・・・。それは怖いですね。


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安田

怖いですが、その分、捕れた時の喜びも大きいですね。

好きなジビエと猟法

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安田

小幡さん、好きなジビエ肉と食べ方を教えて下さい。


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小幡

猪ですね。猪はどうやって食べても美味しいけど、シンプルに炒めて食べるっていう。


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安田

厚めに切る派ですか?それとも薄めに。


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小幡

固くなければ、厚めが好きですね。


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安田

旬の時期の猪の脂、最高ですよね。あえてちょっと厚めに切って、ガシガシとしっかしりた歯応えと感じつつ味わうのも好きです。


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安田

では好きな猟のスタイルを教えて下さい。


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小幡

単独の忍び猟ですね。


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安田

あ〜、けっこうみんな一人が好きなんだなぁ。


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小幡

その中でも一人でキャンプしながらやるんですよ。それが好きですね。


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安田

あっ、良いですね!僕も野営好きなんでめっちゃ分かります。うん、うん。


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まり子

へぇ〜、良いですね〜。


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安田

最後に個人的に聞きたいんですけど、使用されている銃のレミントンM870の銃身って、頻繁に付け替えますか?それともハーフライフル銃身をつけっぱなしという感じですか?


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小幡

単独の時はハーフライフル銃身ですが、グループ猟(巻狩り)の時はスラッグ銃身に替えますね。ハーフライフル銃身ではサイトはスコープですが、スラッグ銃身ではアイアンサイトになるんであんまり遠くは狙えませんけど。走ってくる猪とかを狙うこともあるんで。どっち(の銃身)にするか迷いますけど。


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安田

そうか。カンチレバーだから、銃身を替えるとサイトもセットで替わるんですね。

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小幡

そうです。だからハーフライフルの銃身を外すと一緒にスコープも取れる。


※上がハーフライフル銃身(スコープがカンチレバーに付いている)。
下がスラッグ銃身(スコープ無しのアイアンサイト)。

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安田

あ〜、便利ですね。
でも、この便利さ、まり子さんには全然伝わってないですよね?

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まり子

(笑)すいません・・・。全然分からなくて。


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安田

はい。詳しくは(ハンティングスクール長野の)講座の中で解説しますので。


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まり子

お願いします!


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安田

では、短い時間でしたが、本日は貴重なお話、ありがとうございました。


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小幡

ありがとうございました。

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HSN

小幡さんが群馬県から長野県へ移住されてから、林業のお仕事と、その林業がきっかけではじめた狩猟を両立させながら、ご自身でどうやって捕るかを試行錯誤して実際に捕獲する流れが、とてもリアリティをもって感じながら知ることができました。
本日はありがとうございました。

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まり子

ありがとうございました!


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HSN

じゃあ、まり子さん、(ビール)2本目にいっていただいて・・・。

全員(笑)

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